とともにあげられています。
「古老伝に曰く、神代に大巳貴命の御狩を成し給いし時猪を追いし犬即ち石となりしと云う伝あり。何れの時代にや、其石に大巳貴命の御分霊を齋き奉りて当地の産土神と為したりと。故に社殿なし。只石の井垣ありて、其内に犬のうづくまりたるさまの石の神体あるのみ。」(神国島根)
「由緒 不詳。式内宍道社、『出雲国風土記』の宍道社と伝える。石を御神体とする。明治初めころの『出雲国意宇郡神社取調帳』には、単に犬石を祀ると記されるが、大正末までには成立した『島根県八束郡神社明細帳」ではいつの時代からか、この石に大己貴命の分霊を祀ると記されている。ところでこの石は『出雲国風土記』宍道郷条にもとづき、所造天下大神が猪狩をした時、猪を追った犬の塚と伝えられている。また鳥居脇の2個の大岩が、その時の猪の像として考える説も提出されている。」(宍道町史)
雲陽誌に、「志肆石 大巳貴命造たまう猪の像二あり、・・・猪を追う犬の像・・・其形石となりて猪犬に異なる事なし、白石本江村に祭て石宮明神という、【風土記】に載る宍道社是なり」とあります
境内社の熊岩神社は、明治40年に合祀された、字イカン谷に鎮座していた熊野神社と字熊江に鎮座していた岩谷神社を合わせて改称したものだそうです。(宍道町史)
出雲風土記:宍道社
所在地:松江市宍道町白石638
訪問日:2021年4月24日
拝殿 | 歳徳神 | |
社務所 | 社名碑 | |
参道の両側に大きな岩がある。 | 左の猪岩 | 右の猪岩 |
参道の上から猪岩を見る。 | 拝殿 | 狛犬 |
社日碑 | 御神体 | |
御神体の犬岩 | 左の境内 | 熊岩神社 |
武内神社 | 総荒神 | |