鏡神社かがみじんじゃ


 宍道町東来待の鏡地区南部の林内にあります。
 「きまち書留帳」には、鏡神社と売布神社との因縁話が載っています。風土記の賣布社にあてる説もあるようです。鏡神社そのものではなく、和多見町にある現賣布神社が元は鏡地区にあり、遷って行ったということではないでしょうか。

 「由緒 不詳。櫛明玉命は玉祖神とも称し、天孫降臨の時に供奉して降臨したと伝える。旧来より鏡地区の氏神とされ、また明治維新にともない、弘長寺地区灘の氏神ともなった。1952年(昭和27)、日吉神社の境外社とされたが、1988年(昭和63)に宗教法人として独立している。古代、売布神社は鏡地区にあったとされ、当地区と売布神社との関係を語る伝承も多い。社伝によれば、当社は宝暦14年(1764)に十二社大権現社と伊豆名大権現社が合併した神社とされる。元禄11年(1698)、伊豆名権現両社として上葺棟札、宝暦5年(1755)十二社神社伊豆名神社としての修復棟札等が伝わる。」(宍道町史)

 「玉神社、十二社権現」(雲陽誌)

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:櫛明玉命くしあかるたまのみこと

 所在地:松江市宍道町東来待332
 訪問日:2021年6月6日


川を挟んだ対岸にある。手前から参道へ入る。

神楽殿

社名碑鳥居の扁額手水鉢

石段の参道明治二年の石灯籠石段途中の狛犬

石段途中の小さな狛犬

拝殿拝殿内の扁額本殿

左の境内小さな石祠や石柱が並んでいる。




松江の神社