日速神社ひはやじんじゃ


 玉湯町大谷の元大谷小学校の脇を参道が上っています。明治40年に日吉神社に速日神社が合祀されて、両方の名前をとって日速神社とされたということです。

 「明治四十年八月二十二日許可を得て元、日吉神社に元、速日神社を合併して日速神社と改称す。日吉神社は往昔氏子なる山田、原田の祖先、近江國坂本村日吉神社より勧請したとの伝説あり、後、元亀年中、原田、山田の子孫上方より帰国の際、報賽のため境内に信濃柿を植え、石殿を建立せりと伝え、共に境内に現存し、今にその祭事を怠らず、信濃柿は周囲壹丈貳尺古存神木として繁茂し、社景頗る古風である。
 速日神社は大谷字神山に鎮座、創立年代不詳文禄年中水災にかかりたる元宮の地域を右衛門修理を加えたるも、元禄十一年再度の災害により神田等流失したため、正徳元年三郎なるもの土地を寄進し久右衛門、与左衛門等之を開墾して神田とし、古く伝わる御當開祭の資に供したと伝え、今なお御當開の祭事を継続す。」(神国島根)

 出雲風土記:
 主祭神:大己貴命おおなむちのみこと大山津見命おおやまつみのみこと大山咋命おおやまくいのみこと味耜高彦根命あじすたかひこねのみこと下照姫命したてるひめのみこと事代主命ことしろぬしのみこと高照姫命たかてるひめのみこと建御名方命たてみなかたのみこと
 合 祭:天忍穂耳命あめのおしほみみのみこと
 境内社:金刀比羅神社、金屋子神社、伊勢宮、小丸山神社、出雲大社、大神宮
 所在地:松江市玉湯町大谷293
 訪問日:2021年6月2日

社名碑一の鳥居

長い石段がある。途中に道路が横切っている。二の鳥居

参道脇の大きな石灯籠歳徳神三の鳥居

石段途中の狛犬神木 シラカシ(双葉ガシ)

石段上の狛犬

手水鉢拝殿

本殿右の境内御祖之社(山田・原田)

金比羅神社神木 長寿椿皇大神宮

金屋子神社荒神

左の境内林内へ石段がある。伊勢宮、出雲大社

小丸山神社(出雲大社、美穂神社、比婆神社、八百萬神社)社務所釜屋





松江の神社