速日神社はやひじんじゃ


 玉湯町奥大谷の丘の上の林の中にあります。明治40年に日速神社に合祀され、社殿はないと思っていましたが、小さいですが立派な社殿があります。
 地元の方の話では、「日速神社に合祀をしたが、その後地区内で伝染病が流行り、氏神様の境内を荒らしているからだということになった。そのため、再度社殿を作ってお祀りすることにしたようだ。」とのことでした。
 祭神の天忍穂耳命の正式名は正勝吾勝々速日天之忍穂耳命というところから、速日神社という名称になったと思われます。

 「日速神社(注 合祀後の社名)は、もと奥大谷にあって、近世の聖神社に当り、明治に入って速日神社と称し、村社となる。社殿を修復したことはその棟札によって知られるが、年代は明らかでない。三九年(1906)宮山鎮座の、近世山王神社と称した日吉神社へ合祀して、両社名を合わせ日速神社と改称した。」(玉湯町史)(注は筆者)

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:天忍穂耳命あめのおしほみみのみこと
 境内社:
 所在地:松江市玉湯町奥大谷
 訪問日:2021年9月25日

電柱から丘の上へ径がある。一段上がると歳徳神がある。歳徳神の前から径がある。

手水鉢

立派な彫物がある。

斜面を周ると正面の石段がある。社殿正面の石段




松江の神社