宇塚神社うづかじんじゃ木野山神社きのやまじんじゃ方結神社かたえじんじゃ旧社地


 美保関町片江の漁港の東端の小高い場所にあります。
 ここが、方結神社の旧社地とされており、「方結神社御鎮座古跡地」という石碑が立っています。鳥居には「宇塚神社・木野山神社」とあり、境内には小祠が3宇ありますが、詳細は不明です。

 近所の方は、「一番上の石段の上の祠は、八大龍王」と言っておられました。最初は聞き取れず「八大漁」と思いましたが、調べてみると、海の神、漁業の神として「八大龍王」が祀られるようです。

 「現在の方結神社は上戸神社であり、古代の『方結社』の系譜は宇塚神社と考えて間違いない。」(出雲国風土記註論)

 「宇塚明神 『風土記』に方結社あり、伊比都加大神にして國忍別命をまつるという。」(雲陽誌)

 木野山神社は明治〜昭和初期にコレラが流行った時に岡山から勧請したものと思われます。片江浦には昭和12年に講社が結成されているようです。(伝染病の大流行と進行)

 出雲風土記:方結社かたえのやしろ
 主祭神:国忍別命くにおしわけのみこと

 所在地:松江市美保関町片江840
 訪問日:2021年7月20日


鳥居の扁額

手水鉢玉垣に囲まれて石碑がある。石碑の左右に小祠がある。

「方結神社御鎮座古跡地」の石碑左上に小祠がある。

右側の2宇の小祠




松江の神社