奢母智神社しゃもちじんじゃ


 美保関町諸喰の海岸の西の山際にあります。

 「由緒 諸喰と法田で共有する氏神様は最初『文殊童子社』が天正六年(一五七八年)に創建されてから貞享元年まで百六年間祀られていた事が遷宮棟札が保存してあり分かります。続いて江戸時代に片江の『石川社家』の宰領で、諸喰の地名にふさわしい『天之久比奢母智神』と『国之久比奢母智神』を御祭神として、『奢母智大明神』が氏神様として貞享元年(一六八四年)に創立されて居ます。二柱の神様は『海と河を司る神也』と棟札に明記してあります。江戸時代は、『奢母智大明神』、明治時代からは『奢母智神社』と棟札に書いてあります。
 『文殊童子社』は明音寺に移管されて、『伽藍神社』と改名し造営されました。正月に行われる『伽藍講頭屋行事』は現在も続けています。」(境内略記)

 「奢母智神社 末社(五社)案内 末社の五社は、江戸時代より鎮座されてあり、諸喰、法田で共有して管理しています。五社は別々の社殿づくりであったが、昭和三十九年の遷宮の時、棟木を長くして社殿を造り、室内を五つに区切り、神々を別々に祀ってあります。山神神社、素鵞神社、鷹場神社、若宮神社、奥宮神社」(境内案内板)

 雲陽誌に、「奢母智さもち明神 天久比奢母智神と国久比奢母智神なり」とあります。

 出雲風土記:
 主祭神:天之久比奢母智神あめのくひしゃもちのかみ国之久比奢母智神くにのくひしゃもちのかみ
 境内社:若宮神社、山神社、素鵞神社、奥宮神社、恵比寿神社
 所在地:松江市美保関町諸喰
 訪問日:2021年9月11日

海岸の西の山際にある。

鳥居前の手水鉢鳥居の扁額

石段下の大正2年の狛犬拝殿

本殿境内右の境内5社神楽殿

海側の境内、奥は歳徳神 境内社 龍神神社、恵比寿神社、荒神神社海側の参道にある完全に風化した狛犬




松江の神社