日御碕神社 |
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島根町野波の瀬崎漁港の東の山にあります。漁港から東へ20mほど行くと、南へ入る小さな路地があり、その奥に神社へ上がる石段があります。 風土記の爾佐社は千酌の爾佐神社が比定されますが、延喜式の記載順からこの瀬崎の日御碕神社も論社としてあげられます。 「当社は往古千酌浦爾佐神社の御分霊を勧請し後宝永年間に日御碕明神を合祭せる旨口碑に伝う。元弘帝隠岐より還幸の砌り瀬崎に御船を寄せられた節日御碕神社の小野宮司が元弘帝を奉戴し伯耆国に向わせ給い其の帰途瀬崎に風波さけるため寄港し日御碕神社御分霊を此に鎮めし故を以て昭和六年八月三十一日に日御碕神社と社名変更せしと伝う。」(神国島根) 「爾佐明神 瀬崎という所にあり都久豆美命なり」(雲陽誌) 「最初の問題である『爾佐社』であるが、本註論では『雲陽誌』を支持し、瀬崎の現・日御崎神社(旧・爾佐社)を充てることを提唱したい。」(出雲国風土記註論) 「延喜式の順序では加賀神社ー爾佐神社ー爾佐加志能為神社という順番なので、瀬崎の方が爾佐社と考えられる。」(出雲神社探訪)
出雲風土記:爾佐社
所在地:松江市島根町野波字瀬崎3776 |
民家の間の細い路地を入る。 | 石段の上に鳥居がある。 | |
平成二十七年の狛犬 | ||
手水鉢 | 拝殿 | |
拝殿内の扁額 | 本殿 | |
右の境内社 | 左の境内社 | 歳徳神 |
境内の全景 |