八幡宮はちまんぐう


 宍道町佐々布の字山崎に八幡宮跡があるということで、その付近で尋ねると、「『山崎』という屋号の家はその先だが、この裏の竹やぶに神社の跡があり、石垣が残っている。今は大森神社に移っていて、神社の名前はわからない。」とのことでした。
 再度、近所で八幡宮跡を尋ねると、自分は町史に関わっていたと、この神社跡に案内していただきました。この場所で間違いなかったようです。しかし、町史にある「狛犬」は確認できませんでした。

 佐々布下公民館脇から山沿いに径を入り、水路の板を渡って右の竹やぶに向かうと、入口に古い石垣の跡があります。さらにその奥にもう一段石垣の跡があり、その上には平場がありました。ここが神社跡と思われます。「字山崎」にも近く、ここが八幡宮跡と思いましたが、宍道町史には、「旧社地には狛犬が現存している。」との記載がありますが、痕跡はありませんでした。

 「大森神社 合祀神社 八幡宮(旧社地佐々布山崎) 由緒 不詳 天王山山崎八幡宮の勧請と伝え、また社頭の棟木に佐々木氏の紋章を付す慣例があるとされる。1907年(明治40)大森神社に合祀。旧社地には狛犬が現存している。(宍道町史)

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:誉田別命
 境内社:

 所在地:松江市宍道町佐々布下
 訪問日:2021年9月5日、2022年3月28日


公民館脇から入る。水路の板を渡り、右の竹やぶへ向かう。

竹やぶの入口に石垣がある。参道の両側に石垣がある。

中にもう一段石垣がある。石垣の奥に平場がある。




松江の神社