久多美神社くたみじんじゃ


 東忌部町の県道から東へ入り、坂道を上ったところで、平口公民館の前から参道があります。
 本殿の後に広い平場があり、石で囲われた木があるのは、神木かも知れません。この平場には何かあったのかもしれません。

 「最初は久多美山(現黒目山)山頂に祀られていたが、明治44年に忌部神社に合祀された。現在は新たに勧請され、2月と10月にお祭りが行われている。」(公民館パンフレット)

 神国島根の忌部神社の項に、「明治四十四年・・・式内村社久多美神社・・・を合祀し」とあります。

 「久多美大明神 大己貴尊をまつる。【風土記】に久多美社とあり」(雲陽誌)

 「風土記時代には久多美山(現在の黒目山)にあったが、鎌倉時代に佐々木信勝が頂上に城を築いた時、麓に移した。」(出雲神社探訪)

 「その後大正12年(1923年)に氏子たちによって合祀前の社殿に分霊が勧請され、現在に至るまで奉斎されている。」(ウィキペディア)

 出雲風土記:久多美社くたみのやしろ
 延喜式:久多彌神社
 主祭神:大己貴命おおなむちのみこと事代主命ことしろぬしのみこと阿遅須枳高彦根あじすきたかひこね天御梶姫命あめのみかじひめのみこと
 境内社:

 所在地:松江市東忌部町3000-17-2
 訪問日:2021年5月19日


右の山が旧社地の黒目山石灯籠から参道がある。

歳徳神鳥居の扁額

石段の上に鳥居が見える。二の鳥居手水鉢

明治十四年の石灯籠拝殿本殿

背後からの社殿本殿後の広場




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