笠柄神社かさがらじんじゃ


 東岩坂の安田地区の、斜面の畑の脇の細い道を上がると、林内にあります。境内には1宇の境内社があります。明治時代に一度毛社神社に遷されているので、毛社神社に境内社として笠柄神社が祀られています。

 「神社明細帳大正十二年 明治四十四年毛社神社末社に合祀、後川流れとなったのを再び安田の地に祀る」(八雲村誌)

 「安田集落の南外れに『笠柄神社』を改めて鎮座せしめ今日に至る。但しその地は明治十二年の『東岩坂社寺明細帳』にみえる旧社地の海正寺ではない・・・参考になるのが『文政年間村々絵図』であり、明確に『海正寺』区を載せている。・・・大明団地の前の東岩坂川の対岸が旧社地として想定される。」(出雲国風土記註論)

 「江戸時代には安田大明神、明治時代には安田海正寺の笠柄神社であったが、毛社神社の境内社になった。現在は安田地区の南外れに鎮座している。旧社地は大明団地の前の東岩坂川の対岸らしい。」(出雲神社探訪)

 出雲風土記:笠柄社かさがらのやしろ
 延喜式:
 主祭神:大己貴命おおなむちのみこと
 境内社:1宇

 所在地:松江市八雲町東岩坂549
 訪問日:2021年2月22日


畑の脇の斜面を上る。道の脇に大きな立石がある。

鳥居の代わりに注連縄が張られている。御幣が立てられている。

拝殿手水鉢

石灯籠拝殿は壁がない。本殿

扁額境内社30mほど北に歳徳神がある。




松江の神社