細見神社 |
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上根尾集落の手前の谷を下がった南向きの斜面にあります。 「本社は上根尾地区の氏神で、ご祭神は大山都見命です。江戸時代の学者は、本社を出雲国風土記記載の『細見社』で当時の『上名(かみみょう=かみねお)の牛鞍大明神』、同じく『同下社』を『杉戸大明神』に比定していることから明治になり社名を『細見社』とされました。」(大野公民館パンフレット) 「出雲風土記搭載の古社で、古来、牛鞍権現と称され、飼牛の神として崇敬された社である。・・・上根尾、一楽の上に、手荒神という塚がある。この、お祭は、細見神社大祭当日に、神主が山へ登って祭ることが古来行われている。思うにこの塚は、もと牛の遺霊を祀ったものと考えられる。」(大野郷土誌) 雲陽誌には「牛倉権現 一らくと云う処にあり」と載っています。 「細原八幡宮こそ細見上社ではなかろうか。細原八幡宮は元禄十三年までは確認でき、神田という字も残っている。そのように細見下社を比定できるならば、下社として牛鞍大明神が位置づけられよう。」(出雲国風土記注論)
出雲風土記:細見社
所在地:松江市大野町1372 |
細見神社 | 斜面の擁壁の上に参道がある。 | |
昭和五拾年と刻まれている。 | ||
拝殿 | 本殿 |