平林の荒神こうじん(多気神社旧社地)


 上宇部尾町の沿岸から西へ谷を上がると、北側に平林地区があります。ここに荒神があるとのことですが、場所の検討がつかずにいると、ちょうど作業中の方がおられ尋ねると、案内していただけました。柿畑の脇から宅地への進入路を入り、そのまま山へ入ると、荒神が2箇所に祀られていました。

 「出雲神社探訪」によると、上宇部尾町の多気神社は、嵩山山頂にあったものが山麓の田中の旧・竹宮跡に遷座し、後にこの荒神の森へと移り、その後現在地へと移ったとされます。

 所在地:松江市上宇部尾町平林
 訪問日:2021年5月8日

 荒神:中国地方の山村や、瀬戸内の島々、四国の北西部、九州北部には、樹木とか、大樹の下の塚を荒神と呼んで、同族の株内ごとにまた小集落ごとにこれを祀る例が多い。部落で祀るものは生活全般を守護する神として山麓に祀られることが多い。樹木の場合は、地主神、作神(さくがみ)であり、牛馬の安全を守るが、甚だ祟りやすいともいう。(ウィキペディア)
 
 出雲(島根県東部)から伯耆(鳥取県中西部)にかけて、荒神にその年の収穫を感謝する行事が濃密に分布しており、毎年収穫後の11月から12月を中心とする時期に行われます。巨大な藁蛇(わらへび)と大量の幣束(へいそく)を製作し、荒神を祀った樹木や石などに供えることを基調にしながら、多様な形態をもって伝承されています。(鳥取県)

右手の山の中にある。民家の脇から山へ入る。

2箇所に祀られている。手前の荒神

奥の荒神




松江の神社