立石神社たていしじんじゃ


 東出雲町上意東本谷下組から峠を越えて揖屋の金山へ抜ける道路と県道の交差する場所の斜面の上にあります。鳥居もなく、石段上に注連縄が張ってあるだけで、削平地に小さな祠が岩に乗っています。少し離れたところの岩に注連縄が巻かれ、幣帛が供えられていました。平場は祠に比べて広いので、以前には社殿が建っていたかもしれません。祠の裏の急斜面を上がると、大きな岩がそびえ立っていて、その姿が「立石」という名前のもとではと思われます。

 雲陽誌に「岩崎明神、杉谷明神、立岩明神 三神 社なし、古木高岩に注連をひき九月十九日祭事をつとむ」とあり、「立岩明神」とあるのは、この神社のことではないかと思われます。

 「立石」の読み方について、上意東公民館の館長さんに尋ねると、「昔から『たていしさん』と呼んでいる。」とのことでした。

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:
 境内社:

 所在地:松江市東出雲町上意東本谷下組
 訪問日:2021年2月6日、2月22日


入り口にある歳徳神石段の上に注連縄が張ってある。

小さな手水鉢がある。割りと広い平場がある。

小さな祠がある。境内社

祠の裏の急斜面を上る。竹林の中に大きな岩がある。

大きな岩が立っている。

少し離れた所の岩が祀られている。





松江の神社