春日神社かすがじんじゃ


 手角町の街並みへ入る手前の国道沿いに神社があります。境内の隅に壊れた鹿の石像があり、春日神社の神使の名残だと思われます。
 「斎王命」は経津主命と同神だそうです。普通、春日神社は4神を祭神としますが、神国島根には、雲陽誌には載っている「比咩大神」が載っていません。

 「当社は奈良春日神社奉移社なれども勧請年月不詳である。合祀事代主命大国主命は当所に無格社恵比寿神社の祭神にして明治三十九年十月九日許可を得て合併す。」(神国島根)

 「春日大明神 武甕槌命兒屋根命斎王命比咩大神をまつれり、・・・勧請年代不知、元和五年建立の棟牓あり」(雲陽誌)

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:天児屋根命あめのこやねのみこと武甕槌命たけみかづちのみこと斎主命いわいぬしのみこと
 配祀神:事代主命ことしろぬしのみこと大国主命おおくにぬしのみこと
 境内社:

 所在地:松江市手角町371
 訪問日:2021年5月12日


一の鳥居

二の鳥居

拝殿扁額 春日大明神とある。內部の扁額

本殿竿のない石灯籠壊れた鹿の石像

歳徳神境内の全景




松江の神社