蜛蝫神社たこじんじゃ


 八束町江島の畑の中の森の中にあります。境内の稲荷社と思われる境内社は、「神国島根」に境内社 若宮神社(稲倉魂命)とあることから、名称は若宮神社と思われます。

 出雲風土記の「蜛蝫社」に比定されることもありますが、「出雲風土記註論」では、昔は大根島を「蜛蝫島」、江島を「蜈蚣島」と呼んでおり、二子にある地神神社が「蜛蝫社」、入江の三所神社が「同蜛蝫社」とされ、江島の現・蜛蝫社は、元は島の東南端にあり風土記欠落社ではないかとしています。
 また、蜈蚣島に、なぜ蜛蝫神社があるのかについて、「蜛蝫島の住人がその奉祭神を移住とともに遷したとの理解しかない。」としています。

 通称 天王山 創立年月日不詳(神国島根)

 雲陽誌に、「祇園牛頭天王 素盞嗚尊なり、慶長七年建立棟札あり、縁起なし故に由来詳ならず。」とあります。

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:素盞嗚命すさのおのみこと
 配祀神:田心姫命、句々能智神、湍津姫命、大国主神、市杵島姫命、事代主神、稲田姫命
 境内社:若宮神社(稲倉魂命)、手摩乳神社(手摩乳神)、脚摩乳(脚摩乳神)

 所在地:松江市八束町江島184
 訪問日:2021年10月3日


畑の奥の森の中にある。大きなイチョウの木がある。

鳥居の横に大きな島石の灯籠がある。鳥居の内側の狛犬

古い狛犬が並べてある。随神門随神門前の手水鉢

狛犬拝殿

拝殿の彫り物本殿右の境内

境内社左の境内境内社

社殿の全景右横の境内社

若宮神社歳徳神前の境内社歳徳神

境内の全景




松江の神社