須多神社すたじんじゃ


 国道9号から県道53号を南に1kmほど入り、JAライスセンターの西方の須田川を渡った林の中にあります。

 「『風土記』には『須田社』とあり、豊穣の神をまつる式内社であったが、江戸時代には、白尾大明神ととなえ、稲荷神信仰と習合した。明治四十四年、ここに脇宮として合祀された須田閉神社も『風土記』に『須田下社』とみえる社で、金山彦命をまつっており、同じ頃には荒子大明神と称したらしく、『天文御用鑑』に「大明神」号で記されている。明治七年九月には、字堀谷に鎮座の「意宇ノ杜神社」もここに合祀されたというが、『風土記』にのせる「意宇ノ杜」の記述とは一致しない。」(東出雲町誌)

 「須多社 白尾明神なり、同下社 荒子明神なり、右二社風土記に載る所なり」(雲陽誌)

 「『文政年間村々絵図』には、現・須田神社の場所に白尾大明神が、須田川の上流には荒石神社(荒子大明神)が描かれている。現在は荒石神社にあたる神社はなく、絵図に描かれている場所を探したり地元の人に聞いたりしたが、神社については誰も知らなかった。」(出雲神社探訪)

 出雲風土記:須多社すたのやしろ/rt>
 延喜式:須多神社
 主祭神:宇迦之魂命うかのみたまのみこと
 合祀:須多閉すたへ神社(金山彦命)(風土記:須多下社)
 境内社:

 所在地:松江市東出雲町須田523-1
 訪問日:2021年1月14日


須多神社須多神社橋を渡る。

参道の石段を上がる。

「明治廿六年 松江市和田見石工渡部夘助」拝殿

本殿境内社氏子会館




松江の神社