厳島神社いつくしまじんじゃ跡(弁天社)


 西川津町の楽山公園にある弁天池の島へ渡ると小さな石祠があり、川津郷土誌の楽山公園の地図には弁天社とあります。

 川津郷土誌の推恵神社の項に、「厳島神社 祭神 市杵島姫命(元楽山池の中の島、廃藩後明治期に合祀)」とあり、この弁天社は厳島神社の跡地と思われます。明治期に推恵神社に合祀されています。

 雲陽誌に、「辯財天 同所(※太守山荘)にあり、市杵島姫命なり」とあります。

 「楽山公園は、江戸時代の松江藩主松平家の別邸として整備された林泉苑地を都市公園としたものである。江戸時代の楽山は、藩の公称「御立山」通称「お山」と呼ばれた。寛文元年に二代目藩主綱隆が整備したもので、弁財天の祠を配した小島に修景を施した弁天池を中心に、天満宮など数社を祀り、御茶屋を設けた。」(「神々の国の首都」松江における緑豊かな文化的景観の継承)

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:市杵島姫命

 所在地:松江市西川津町市成
 訪問日:2021年10月3日


楽山公園弁天池島へ渡る。弁天社





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