王子養蚕神社おうじこがいじんじゃ


 八雲町熊野の普済寺の西にある墓地から山へ入ったところにあります。墓地の上部から山へ入ると、径は右へ曲がりますが、正面の少し先の平場に標柱が見えます。正面は崩れて段差があり上れないので、径なりに曲がって、その先で左へ入ります。
 明治時代に熊野大社に合祀された20社の跡地に、跡地を示す標柱が立てられいます。この標柱の位置図により、跡地を訪ねることができました。

 雲陽誌に、王子社跡と記載されているので、1700年初頭には下之宮に合祀されていたと思われます。

 「明治四十一年、村内各部落の氏神、小宮を上之宮に合祀し、四十三年十月十五日、上之宮三社の中央の宮の様式にもとづいて、下宮内現社域に「伊弉那美神社」を造営し遷座祭が執行された。この時『伊弉那美神社』に合祀された村内各社は次のとおりである。・・・養蚕社(境内)(王子蚕養神社)・・・。」(八雲村誌)

 雲陽誌には、「王子社跡」とのみ載っています。

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:月夜見尊つくよみのみこと
 境内社:

 所在地:松江市八雲町熊野
 訪問日:2021年5月30日


民家の間から墓地へ向かう。墓地の上部へ上がる。墓地の上部から山へ入る。

径は右へ曲がるが、正面に標柱がある。段差があるので、右へ曲がって、左折する。細長い平場の奥に標柱がある。





松江の神社