きゃくさん


 美保関町北浦地区の東側の山の東斜面にあり、県道から入ると林内に石段が見えます。伊奈頭美神社の境外社「客神社」に該当するかどうかは不明です。

 「神国島根」の伊奈頭美神社の境外社に客神社があり、また美保関町パンフレットの北浦に「お客さん」という祭祀場所が載っているので、同じものではないかと思い、北浦地区の東側の山の西側斜面から山頂を探してみました。しかし、それらしきものは見つからず、近くの民家で人影が見えたので尋ねました。客神社と尋ねてもわからないとのことでしたが、「『お客さん』のことですか。それならこの山の向こう側から入るようになっています。社などはなく、山を祀っている。1年に1度お祭りをしている。強い神様で木を1本切るにも、神主さんにお祓いをしてもらわないと、祟があると言われています。」とのことで、現地まで案内していただきました。

 「お客さんの森 森の頂にある神木に客神が宿ると言われています。豊作と豊漁を祈念する客神祭が行われています。」(美保関公民館パンフレット)

 雲陽誌に、「客明神 櫻を神木として倉稲魂神をまつる。」とありますが、関係は不明です。

 出雲風土記:
 主祭神:客神
 境内社:

 所在地:松江市美保関町北浦
 訪問日:2021年7月20日


森の手前を右に入る。林内へ石段が上っている。石段の上に御幣が見える。

山に向かって御幣が立てられている。祠のようなものは賽銭箱だった。




松江の神社