津上神社 |
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島根町多古、沖泊集落の南の丘陵の斜面にあります。 「『雲陽誌』には『津守明神 沖泊という所にあり』と記されている。『津守』の読みは不明であるが、『守』は『かみ』とも読めるので『つかみ』と読めそうである。祭神は瀬織津彦神・瀬織津姫神である。口碑の社伝では本殿後方の土地は多胡外記左衛門之丞の領地であったという。元禄年間に津和野藩に家老として仕えた多胡外記は津和野藩の危機を救済する為、一時海路で帰郷したが、その際に石見国三隅八幡宮から勧請したとする。浜田市三隅町字矢原(口碑では竹原)の八幡宮の祭神に瀬織津姫が含まれており、社伝に信憑性がうかがえる。」(神社案内板) 「当神社の勧請創立年代は不詳なれども口碑に伝うる処に依れば多胡外記(左衛門之丞)と称する武士が津和野藩士に仕える家老の職権を執りしが元禄年代藩主が過失に因り上司の鎚責を被りたるに、之が宥恕を乞わんがため金策を為すべく己が多胡領土に帰らんと欲し其の道を海路に求め、途中三隅に出て八幡宮(現在三隅町字竹原)の御分霊を捧持し三保の浦より舟を乗出だせるに霊験あらたかにして海路恙なく帰領するを得た。よって己が領有地なる大松の根方に勧請し奉りし由伝。」(神国島根) 「津守明神 沖泊といふ所にあり」(雲陽誌) 出雲風土記:延喜式: 主祭神:瀬織津彦神、瀬織津姫神 境内社:恵毘須神社
所在地:松江市島根町多古1186 |
丘陵の中腹にある。 | 石垣が積まれた路地の上にある。 | |
手水鉢 | 狛犬 | |
拝殿 | 拝殿の扁額 | |
本殿 | 拝殿前の境内社 恵毘須神社 | 歳徳神 |
境内の全景 |