奴多之神社ぬたしじんじゃ


 一畑電鉄高ノ宮駅近くの内神社一の鳥居から200mほど北へ進んだ左手の山際にあります。地元では、友田神社と呼ばれています。最近、神社の後背の木々が伐採されたようで、開けた場所の一段高いところに本殿が鎮座し、その脇に境内社が置かれています。祭神の猿田彦命は道案内の神ですが、その名前の「猿」から猿像がたくさん置かれています。

 「本社の脇には、牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)が祀られており、九月一日にお祭りがあります。」(平成の御造営十周年記念誌たかのみや)

 「雲陽誌」の大垣の項に、「艫田明神 猿田彦命を祭る・・・古老傅云高ノ宮の明神の船の艫取にて高宮同時の鎮座なりとも、取明神と云うを今の人誤りて艫田明神と云うなり」とあります。この艫田明神が奴多之神社とされています。

 出雲風土記:奴多之社ぬたしのやしろ
 延喜式:
 主祭神:猿田彦命さるたひこのみこと
 配祀神:
 境内社:

 所在地:松江市大垣町1766-8
 訪問日:2021年2月14日


左の奥に神社がある。

神社の全景鳥居は控柱のついた両部鳥居

一段高い場所に小さな本殿がある

明治三十三年の刻みがある手水鉢

扁額明治十五年の刻みのある猿の石像

社殿の床下にも小さな猿の石像がある。境内社 牛頭天王社

境内社 稲荷大明神歳徳神神楽殿




松江の神社