野白神社のしらじんじゃ


 乃白町の県道24号から西へ入り、福正寺の前から更に丘陵を上った所にあります

 「野白社 【風土記】に野白社とあり、友日山にまつる、・・・慶長年中建立棟札あり」(雲陽誌)

 「友日山とは友田山(田和山)のことで、かってはここに鎮座していたようだが、尼子氏の頃現在地に移したという。(出雲神社探訪)

 「出雲風土記に、野代神社、延喜式神名帳に、野白神社。風土記抄に乃木村の努貴大神に当る也云々(解)また風土記集解に『此の東方にトモダ山と云うあり、往古は此山に鎮座なりしを尼子氏の頃、今の社地に移して跡を城砦となせり』云々。慶長十六年現地へ移転の棟札がある。
 境内の一角に陽石一対祀ってあり祭神が道先案内の神、即ち、道祖神であるところから「道」を「血の道」にまで拡大しての出産の神、婦人病、性病の霊験高き神としての密かなる信仰がある。(神国島根)

 「乃木郷土誌」に境内社として「金屋子神社・穀木神社・厳島神社・新宮権現・八劔神社・水神・社日」をあげています。

 出雲風土記:野白社のしろのやしろ
 延喜式:野白神社
 主祭神:猿田彦命さるたひこのみこと天鈿女命あめのうずめのみこと
 境内社:金屋子神社、穀木神社

 所在地:松江市乃白町779
 訪問日:2021年4月11日


社名碑

手水舎石灯籠随神門

随神門前の狛犬拝殿

拝殿内の扁額拝殿前の狛犬

本殿右の境内金屋子神社拝殿

金屋子神社本殿境内社境内社

境内社境内右端の陽石右の参道斜面の上に小祠がある。

斜面上の小祠左の境内穀木神社

境内社




松江の神社