金毘羅社・秋葉大権現こんぴらしゃ・あきばだいごんげん


 東長江町の谷を北へ向かって上がり、林道塩谷舞木線を東に向かって450mほど入ります。左の植林地内に径があり、朝日山東の峰へ続く尾根を上がっていきます。急傾斜の尾根道を7分ほど上がると、傾斜が緩やかになり、手水鉢があり、その先に小祠があります。この小祠を最初は石灯籠と思っていましたが、火袋のところに扉があり、中にお札が入っていました。お札には、「文久元年酉年(1861)奉再建金毘羅社 一宇」とあり、金毘羅社だということがわかりました。
 ここからさらに急傾斜の尾根を4分ほど上がると、小ピークに高さ1.5mほどの大きな立石があり、秋葉大権現と刻まれ、「嘉永二年己酉(1849)六月講中」とあります。ともに詳細は不明です。

 「金毘羅山 秋葉山の中腹より下の部分である。(中腹から上は秋葉山)「金毘羅大権現」祀る石造りの祠があるところから、金毘羅山としたものと思われる。」
 「秋葉山 雲見坂(現在は、林道『塩谷舞木線』)より登る。山頂付近には、嘉永二年(一八四九年)表記の『秋葉大権現』の石碑がある。」(地名が語るふるさと古江)

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:
 境内社:

 所在地:松江市荘成町
 訪問日:2021年2月28日


林道塩谷舞木線から朝日山の尾根へ向かう。急な尾根道を7分ほど上がる。緩やかになった所に小祠がある。

手水鉢金毘羅社昭和三十七年と刻まれている。

さらに4分ほど急斜面を上がる。小ピークに大きな立石がある。秋葉大権現、嘉永二年と刻まれている。

側面、高さ約1.5m




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