横田神社よこたじんじゃ


 美保関町森山入口で国道から境水道へ向かって路地を入ると、横田山(金刀比羅山)の麓に神社があります。裏の横田山(金刀比羅山)の山頂には金刀比羅神社があり、海岸沿いに西へまわったところに鳥居があり、参道があります。

 「『雲陽誌』の島根郡の森山の項に美保神社と横田神社があり、「【風土記】に横田社あり、是なるべし」とある。『式内社調査報告』には、「『八束郡誌』には、大字森山字横田の横田山城址の西下の横田谷に社地があったとし、水田の下に鳥居の根の朽木が残っていると書いている」とある。現・横田神社の背後の山を横田山という。旧社地はこの山の山頂の可能性がある。横田山落城後、小関(古関)の美保神社に合祭し、現社地に新たな横田神社の社殿を設けたあと、美保神社も一緒に遷し、横田神社に合祭したようである。」(出雲神社探訪)

 「往昔社殿は・・・横田谷に有り・・・、永禄六・・・横田山城も落城に相成則横田神社も横田谷より当地へ移転、其後破損に付内殿を天正九年の度只今の美保神社へ合祭せり。・・・天正十九年の度只今の地に美保神社の社殿を移し横田神社へ合祭せり。」(神国島根)

 出雲風土記:横田社よこたのやしろ三保社みほの のやしろ
 延喜式:横田神社
 主祭神:大己貴命おおなむちのみこと事代主命ことしろぬしのみこと
 境内社:
 所在地:松江市美保関町森山277
 訪問日:2021年7月31日


境水道に突き出た横田山国道から境水道へ向かって入る。境水道に向かって鳥居がある。

社務所

随神門前の手水鉢随神門拝殿前の狛犬

拝殿本殿

境内の右奥に注連縄がある。注連縄の奥に荒神が祀られている。左の境内

境内社 疱瘡神、八幡宮、若宮宮境内社 彰徳社石祠と長丸石が祀られている。

歳徳神左からの社殿境内の全景




松江の神社