宮谷の荒神こうじん


 東出雲町乗光寺の谷に神社跡があるということで、訪ねてみました。
 乗光寺の谷は宮谷と呼ばれていますが、公民館の館長や山仕事をしておられた方に聞いても、神社があったということはわかりませんでした。宮谷と呼ばれていることから、神社などがあったことは確かのようです。谷を上がってみると、乗光寺から少し入った右手の林内に荒神さんが祀られており、石灯籠が残っていました。2年ほど前に崖が崩れて様子は変わっているとのことでした。

 「乗光寺の谷をしばらく進むと山手に登り口があって、そこには神社の跡らしき灯篭や石が散らばっていた。確かにここには何かの神社があったようである。これが同市穂社かどうかはわからない。市穂社の旧社地かもしれない。」(出雲神社探訪)

 「もともと、本谷中組宮谷にあったとの説もあり、筑陽川氾濫で度々社地を転じている。」(東出雲町誌)

 主祭神:
 所在地:東出雲町上意東中組
 訪問日:2021年2月6日

 荒神:中国地方の山村や、瀬戸内の島々、四国の北西部、九州北部には、樹木とか、大樹の下の塚を荒神と呼んで、同族の株内ごとにまた小集落ごとにこれを祀る例が多い。部落で祀るものは生活全般を守護する神として山麓に祀られることが多い。樹木の場合は、地主神、作神(さくがみ)であり、牛馬の安全を守るが、甚だ祟りやすいともいう。(ウィキペディア)
 
 出雲(島根県東部)から伯耆(鳥取県中西部)にかけて、荒神にその年の収穫を感謝する行事が濃密に分布しており、毎年収穫後の11月から12月を中心とする時期に行われます。巨大な藁蛇(わらへび)と大量の幣束(へいそく)を製作し、荒神を祀った樹木や石などに供えることを基調にしながら、多様な形態をもって伝承されています。(鳥取県)

乗光寺の横から宮谷を入る。山へ入る径がある。荒神が祀られている。

灯篭の上部が残っている。




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