御岳山みだけやまの神社跡


 「ふるさと持田の彩」を見ると、西持田町の御岳山の山頂に「幻の宮跡」がありるとのことなので、登ってみました。
 納蔵西の集落の先の道路脇に倉庫があり、その脇から鉄塔巡視路が上がっています。巡視路を峠まで上がり、左の急斜面が御岳山への登山道になります。滑り落ちそうな急斜面をひたすら上がり、一度鞍部へ下るところもありますが、すぐにまた急斜面を上がって行くと、緩斜面になり、頂上へつきます。休みながら登ると、約1時間かかりました。

 頂上付近には、神社跡の痕跡などが見られないので、少し南寄りの場所を探すと、小さな池のような水たまりがあり、その縁に大きな平たい石がありました。石の上には2体の頭部がなくなった小さな狐像が置かれていました。多分、近くにあったものを、ここへ集めたものと思われます。この石が、「持田の彩り」にある、「社が建っていた一枚石」と思われます。
 また近くを探すと、手水鉢や壊れた石灯籠などがありました。狐像、手水鉢、石灯籠の並びからは、参道は日吉側から登っていたように思われます。「ふるさと持田の彩」には、この手水鉢と石灯籠が写真が載っています。

 「幻の宮跡 標高295メートルの御嶽(みだけ)山の山頂に、明治初年まで社があった。社が建っていた一枚石、灯籠、御手洗石や、さわりの池跡も残っている。かっては婦人の参詣者が多かったと伝えられる。・・・(注:御嶽山は、納蔵、日吉、上講武界、社跡は日吉側にある。)(ふるさと持田の彩)

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:
 境内社:

 所在地:松江市西持田町
 訪問日:2022年3月24日


東持田町
農道付近から見た御岳山
西持田町納蔵
倉庫脇から鉄塔巡視路を入る。

峠に到着


急斜面の尾根をひたすら登る。

頂上に到着

少し先の左に池らしきものがある。


池の淵に大きな石がある。

石の上に壊れた狐像がある。

手水鉢壊れた石灯籠




松江の神社