松崎神社まつざきじんじゃ


 春日町の県道と市道の角の丘の上にあります。海上に浮かぶ島のように、ぽつんと宅地の中に独立した丘があります。
 石段下の社名碑や拝殿の扁額には「摩利支神社」とあり、また境内には『松尾明神」と刻まれた碑があります。雲陽誌や神国島根などには、「松崎神社」という社名しか載っておらず、「摩利支神社」や「松尾神社」とのつながりは不明です。

 「尼子氏堀尾氏の崇敬した社で松平氏に至り、藩主吉透の生母養法院の崇敬殊に厚く延宝八年社殿を造営せられ、以来武運長久の祈願所として藩主修覆の神社となって居た。」(神国島根)

 「松崎神社 太守源吉透公の御母堂養法院殿の花園の境内にあり、世人是を摩利支天山と云えり、此神社は武甕槌命なり、・・・古老の云、天孫降臨し給う時、此神は先払いの神也、松崎と云うは真先と云假名にかなえるが故に真先と云を、俚民、松崎と云なり」(雲陽誌)

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:武甕槌神たけみかづちのかみ
 境内社:稲荷社

 所在地:松江市春日町339
 訪問日:2021年3月27日


住宅地に小丘がある。長い石段がある。

鳥居のたもとに摩利支神社の社名碑がある。もう一段石段を上がる。上った所に「松尾明神」の社名碑がある。

手水鉢

拝殿扁額には「摩利支神社」とあります。

本殿本殿後の小祠 稲荷社




松江の神社