秋葉社あきばしゃ


 川原町で地元の方に話を聞くと、「川原神社の先から山へ入って、嵩山への径の途中にあったが、10年くらい前に、川原神社へ移した。」とのことでした。
 川原神社の境内に新しい石祠があり、隣の石柱に「奉献 秋葉山講中 平成21年3月」と刻まれています。

 川原神社から奥へ径を進むと、左側に鉄塔巡視路の標柱があり、鉄塔No.35を示しています。標柱から竹やぶの脇を上がって行き、鉄塔から尾根への径を探しますが、見つかりませんでした。鉄塔の反対側には鉄塔No.36への巡視路がありますが、これはまっすぐ谷へ下がってしまいます。尾根は鉄塔の東にあるので、鉄塔No.36への巡視路入口から少し右へまわったところから藪へ入ってみると、細い尾根が奥へ続いており、踏み跡があるようです。
 踏み跡を上がって行くと、シダが多い場所がありますが、シダを避けて右側の斜面を登っていいき、尾根径へ帰ると荒れた感じの踏み跡が登っています。しばらく登ると、右へ主尾根が上っており、その分岐に「川原へ→」と書かれた表示版が掛けられていました。
 表示版から右へ曲がって主尾根の急傾斜の径をひたすら上っていきます。ところどころに古いテープが巻いてあり、安心感があります。標高260mあたりに登ったところに大きなスダジイがあり、その根元に小さな石祠がありました。これが移転された、元の秋葉社と思われます。

 「川原町亀ヶ谷山(俗称秋葉山280m)の頂上に石の宮をつくり、祭神に秋葉三尺坊大権現を祭る。文化3年(1806)、講中西村佐蔵の記銘がある。火除の神としての霊験あらたかにして川原町には、百数年来火災がない。境内には樹齢数百年の大松が50本ほどあり、松江大橋からもはっきり眺望出来たが、数年前、松食虫の被害により惜しくも枯死した。頂上よりの眺望は絶景である。例祭は毎年4月18日に行われる。(1993年「ふるさと持田の彩」)

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:秋葉三尺坊大権現
 境内社:

 所在地:松江市川原町
 訪問日:2021年7月24日


神社前から奥へ進む。 分岐を直進する。 巡視路標識から竹やぶ脇へ上がる。

鉄塔No.35の対角の脚の辺から藪へ入る。 尾根を目指して藪へ入る。 藪を抜けるとすぐ小さな尾根径がある。

シダが多い場所がある。 尾根を登る。 「川原へ→」の表示版がある。

表示版から右へ主尾根を上がる。 ところどころ古いテープがある。 大きなスダジイの根元に石祠がある。

元秋葉社の小祠 少し上がると、正面は笹薮で通れない。 左の斜面に回って脇を上がる。

熊井の滝からの登山道に出会う。




松江の神社