地神神社ちじんじんじゃ


 八束町二子のほぼ中央にあります。境内は鳥居のところで、道路によって分断されています。鳥居の正面には狭い路地があり、背の高い石灯籠があるので、この路地が参道だったと思われます。

 「勧請創立年代は不詳であるが、はやくよりこの島を開拓し、殖産の道を講じ此の地を主宰し給いしことは、地神と申し奉る神号によっても明らかである。」(神国島根)

 雲陽誌に、「地神社 瓊々杵尊をまつる、永正七年造立棟札あり、」とあります。

 「『八束郡誌』よりも古い近世の諸書は二つの『蜛蝫社』を『蜛蝫嶋』、大根島の地神大明神、三社大明神に比定している。特に、『出雲国風土記考』以後は『蜛蝫社』を二子村地神大明神、『同蜛蝫社』を入江村三社大明神と区分して比定している。(出雲国風土記註論)

 出雲風土記:蜛蝫社たこのやしろ
 延喜式:
 主祭神:瓊々杵尊ににぎのみこと
 境内社:若宮社、貴野山社

 所在地:松江市八束町二子501
 訪問日:2021年10月3日


鳥居の正面は狭い路地になっている。大きな石灯籠がある。鳥居の先に道路がある。

鳥居の扁額なんとか地神社と読める。

手水鉢拝殿前の狛犬

文化四年の石灯籠拝殿

拝殿の彫り物本殿右の境内

注連縄が張ってある。背後の境内社

左の境内社歳徳神

境内の全景




松江の神社