岩船神社いわふねじんじゃ


 宍道町西来待の水田の間に山へ向かって参道があり、鳥居の奥に2本の大きな杉の木が目立っています。
 裏山を越えた中ノ谷に船形の岩があり、岩船の社号となったと言われています。

 「天鳥船神、高天原より出雲朝廷へ使者として降られた時、此の地の近くに船で到着せられたという。その船は化石となり神社の後山を越したところにあったと伝えられる。」(神国島根)

 「社伝によれば祭神、天鳥船神が岩船にのって当地に降臨したと伝え、当社より300m先の中ノ谷にある岩がその時の岩船とされている。この岩に登って遊んではならないという伝承が有り、かつて本社の祭日には、この岩にも注連縄が張られたという。1908年(明治41)に廃社とされたが、戦後復興し、横見地区9軒の氏神として祀られている。元禄14年(1701)、享保9年(1724)などの棟札が伝わる。」(宍道町史)

 「此社より戌亥に當り里程三町計の所に船形の岩有りしを以て社号も昔より岩船神社と唱ひ奉りし社なり」(神社明細帳)戌亥=西北 三町≒300m

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:天鳥船神あめのとりふねのかみ
 境内社:五社明神

 所在地:松江市宍道町西来待1210
 訪問日:2021年4月24日


水田の間に参道がある。2本の杉の木がある。

石垣の上の狛犬

手水鉢石灯籠

拝殿本殿拝殿の側面

右の境内小祠がある。

神社の左に大きな岩がある。




松江の神社