天満宮てんまんぐう


 楽山公園テニスコートの北側の民家の後に径があり、山の入口は少し荒れていますが、山の中は草もなく歩きやすくなっています。高い方へ向かって上がってみると平たくなっており、そこに小さな石祠がありました。近くで作業中の方に尋ねると、「このお宮は壊れていたものを直した。市に聞いてみたら、天神さんということだった。」ということでした。

 この石祠が天満宮とは思われませんが、この付近の丘の上に天満宮があったということだと思われます。天満宮は明治四年に推恵神社に合祀されています。

 楽山公園のテニスコートの北で天満宮跡を尋ねると、「家の裏に二中の方へ続く径があり、その山の中にあったと聞いている。今は荒れて通れないと思う。」とのことでした。

 「川津郷土誌」の「楽山公園」の項に、公園の古い地図が載っており、その地図に、弁天社、三神社、稲荷神社、天満宮などが書かれています。

「川津郷土誌」の推恵神社の合祀の項に、「天満宮 祭神 菅原道真(元今のテニスコート付近、藤原氏宅裏、廃藩後明治期に合祀)」とあります。

 「明治四年藩主の別野楽山々内に鎮座ありし稲荷社、天満宮、三神社(諏訪神社)を本社に合併した。」(神国島根)

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:菅原道真
 境内社:

 所在地:松江市西川町市成
 訪問日:2021年10月24日


民家裏に径がある。丘の上に向かう。平場の奥に小祠がある。





松江の神社