日吉神社ひよしじんじゃ


 東生馬町の山王橋を渡って、その先の斜面の上にあり、大きな石灯籠や社日碑と並んで旧跡の石碑が建てられています。明治44年に生馬神社に合祀されています。

 日吉神社 大字東生馬字山王に鎮座せる無格社にして、大己貴命を祀る。由緒不詳なりと雖も、古老口碑に依れば往古東西生馬村より崇敬せる社にして、社地を距る一町餘の奥に鎮座し、神威浅からざりしも、時移り世変わるに従い社殿漸く衰頽し、氏子の困難克く修復し奉ること能わざりしを以て同村式内の生馬神社に合殿し年代久しく経過せしが何頃か氏子人民年累く不幸の事のみ多く、全く神慮に叶わざるものとし、享保十四年今の宮地に社殿を造営し移御し奉るといえり。爾来変異なく崇敬祭祀怠らざりしが、明治三十九年神社整理の件発布せらるゝや、維持法確立すること能わず、明治四十四年許可を得て之を生馬神社に合祀し・・・(生馬村誌)

 「日吉社は別名山王社と呼ばれ、その跡地に「日吉神社旧社地」の石碑が建てられている。現在の石碑は、県道御津・東生馬線の改修により、平成八年に約五メートル程奥に移されたものである。この境内地に社日碑が祭祀されている。」(地名が語る生馬の里)

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:大己貴命おおなむちのみこと
 境内社:
 所在地:松江市東生馬町山王
 訪問日:2021年8月4日


山王橋を渡る。斜面に石段がある。

石段の上に大きな石灯籠がある。

石碑がある。「日吉神社旧趾」とある。社日碑が並んでいる。

礎石のようなものが残っている。




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