紐解神社ひもときじんじゃ


 市道脇の鳥居から参道があり、2の鳥居、随神門をくぐると山際に社殿があります。

 「朱雀天皇(931〜947)の頃建立されたという社伝がある。」(境内案内文)

 「西尾町郷戸にあり、もと三社大明神といった。祭神は鵜葺草葺不合命、豊玉姫命、玉依姫命の三神で安産の神として知られている。」(朝酌公民館パンフレット)

 「合祀神は、西尾字客土に鎮座の旧八幡神社および同社の境外社髙原社の祭神で共に由緒不詳。」(神国島根)

 雲陽誌には、「三社明神 鵜草葺不合尊、玉依姫、豊玉姫を祭る、―略― やぶさめ獅子舞有り、南北三町の馬場あり、・・・ 北の馬場末に腰掛岩とて大石あり、 ―略―  古老傳に、明神往古此処潜戸と云う所に来りて杵築尾と云う山に登り、四方を見やりて内窪と云う処に移り給い、一間四方の石あり、此石に坐し給いて、今の鎮座の地を定め給うなり、明神腰掛岩とて今も服□(服忌か?)ある人は此岩のほとりへ行くことなし」とあります。

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:鵜葺草葺不合命うがやふきあえずのみこと豊玉姫命とよたまひめのみこと玉依姫命たまよりひめのみこと
 配祀神:誉田別命、武内宿禰命、市杵嶋姫命、多紀理姫命、多紀都姫命
 境内社:清ノ社

 所在地:松江市西尾町273
 訪問日:2021年3月4日


一の鳥居一の鳥居を潜ると手水鉢がある。

二の鳥居3体の狛犬が並ぶ。

随神門石段上の手水鉢

境内の全景拝殿扁額

本殿明治十二年の石灯籠寛政四子(1792)の石灯籠

大きな自然石の石灯籠右側の境内社清ノ社

歳徳大明神安政六年己未(1859)の石灯籠右奥にある荒神

龍の石像が祀られている。天明二寅(1782)の石灯籠




松江の神社