天宮神社あめのみやじんじゃ


 宍道町西来待の道路の北側斜面に細い径があり、畑の間をしばらく上がると鳥居があり、その先にまだ参道が続いています。本殿右側に2本の石灯籠の間に小さな石柱が祀られています。

 「国津神此の地に降臨せられた時、火災起こり、天つ神に鎮火の祈願せられ、天つ神直ちに神雨を降らしめ給いて鎮火した。よってここに天之御中主之神外四柱の神を祀り、雨之宮と称え奉ったという。」(神国島根)

 「天宮大明神 天御中主命をまつる、・・・天正年中造立の棟札あり」(雲陽誌)

 宍道町史の【天神】の項に、「横見地区(上)では天宮神社横にあり、菅原天神の方向を向いて石碑が建てられている。」とあり、境内の右に石灯篭に挟まれた石柱が、これに当たるのではないかと思われます。

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:天之御中主神あめのみなかぬしのかみ高御産巣日神たかみむすびのかみ神御産巣日神かみむすびのかみ宇麻志阿斯詞備比古遅神うましあしかびひこじのかみ天常立神あめのとこたちのかみ
 境内社:荒神社
 境外社:森山稲荷社

 所在地:松江市宍道町西来待1765
 訪問日:2021年4月24日


斜面に階段が上っている。畑の脇を上がって行く。

鳥居の先にまだ参道が続く。拝殿が見えてくる。

石段上の狛犬

手水鉢明治三十八年の石灯籠拝殿

本殿右の境内石灯籠の間に小さな石柱が祀られている。

小さな石柱 天神か?左の境内荒神





松江の神社