岩崎神社いわさきじんじゃ


 東出雲町上意東の宍道湖南部広域農道と県道324号の交差点近くにあります。境内の大きな石灯籠には弘化二年(1845)と刻まれていました。神楽殿の奥には、雨覆いの中に本殿が鎮座しています。本殿の裏には大きな岩があり、当初は雲陽誌にあるように、この大きな岩がご神体だったのかもしれません。

 「岩崎明神、杉谷明神、立岩明神 三神社なし古木高岩に注連をひき九月十九日祭事をつとむ」(雲陽誌)

 「国道九号線南へ三キロ入りの上意東字高庭部落にあり、本谷奥組部落に水源を有する筑陽川の下流の山かげ、小さな森の中に鎮座し『雲陽誌』には、『岩崎明神』と記されておりその昔、流行病からまぬがれるために崇敬を得たといわれる。通称『ぎおんさん』とも言い夏の例祭には氏子の家族連れで賑う。」(神国島根)

 「明治五年金刀比羅神社に合併 明治十二年復古の許可 旧地に鎮祭す。」(神社明細帳(意宇郡))

 出雲風土記:
 延喜式:
 主祭神:須佐之男命すさのおのみこと
 配祀神:
 境内社:

 所在地:松江市東出雲町上意東2032
 訪問日:2021年2月6日、2月22日


神楽殿奥に本殿がある。

本殿の裏に大きな岩がある。

荒神

弘化二年の刻みのある石灯籠拝殿手前の荒神

明治三十二年の刻みがある石灯籠。歳徳神





松江の神社